西洋思想史セミナー 第3回 家族という”思想”

30,000

コース概要

西洋思想史セミナー第3回は「家族」がテーマです。人間社会における最小のコミュニティである「家族」について考えることでコミュニティという概念そのものへの理解を深めていきます。

西洋思想史セミナーということで、家族を目の前に見える「父、母、子供のまとまり」と言った「現象」ではなく,「思想」という視点からも掘り下げて考えます。

明治以降、日本には西洋的な価値観がなだれ込み、日本人の家族観も「西洋思想」の影響を受けることになりました。

そして影響を受けた西洋思想の代表格が「キリスト教」であり、キリスト教の根底にあるものが「個人主義」です。

資本主義社会の根底とも言える「個人主義」が日本でどのような形で浸透したのか?

歴史を振り返りながら「家族という”思想”」の正体をお伝えできればと考えています。

「家族という”思想”」の正体を踏まえた上で、これからの時代、どんな家族のあり方が時代にフィットするのか?についても考えていきます。

自分が今の家族とどう関わっていくのか?これからどんな家族、コミュニティを作っていくのか?このセミナーを通して自分なりの答えを考えてみてください。

こんな人におすすめ

親(親族)の呪縛に囚われしまっている方「家族」や「結婚」を当たり前とする風潮に違和感を感じている方自分の子供との接し方や関係性について悩んでいる方これから新しい家族(新しいコミュニティ)を作る予定の方理想の家族像を実現するために模索中の方

コンテンツ内容

西洋思想史セミナー 第3回 家族という”思想”
第3回 動画その1
1:09:55
・日本の「結婚」や「家族」に関する伝統
・家族観と結婚観は時代とともにどう変わってきたか?
・管理ツールとしての戸籍や苗字の制度
・今では考えられない「乱婚」「夜這い」という概念
・せめぎ合う血縁主義と個人主義
・なぜ日本には個人主義が根付かないのか?
第3回 動画その2
1:27:55
・キリスト教と個人主義の関係
・地動説を唱えたガリレオが有罪になった本当の理由
・個人主義の確立と読書の関係
・個人主義を阻害する概念としての「イエ」について
・家族を家族たらしめる3つの根拠
・これからの時代にマッチする家族の在り方とは

編集部の感想

一言でこのセミナーの感想を言うならば、「めっちゃすっきりした!」でした。

なぜかと言うと、私自身かねてから『「家族」や「結婚」になんともいえない違和感を感じていたから』です。

一番素直な表現をするなら、「違和感」というよりは「気持ち悪さ」ですね。

「気持ち悪さ」と表現していますが、決して家族仲が悪いわけではなく、どちらかというと仲は良いほうだし、育ててくれた両親も姉ふたりも、とても優しかったし、末っ子の私は可愛がられ過ぎたぐらいで、家族のことが嫌いというわけでもありません。

ただ「家族だから、こうしなければならない」みたいな話題になると、疑問を持たずにいられませんでした。

「家族って絶対に大事にしなきゃいけないの?」
「家族だから、毎年集まってるの?」
「家族だから絆があるの?」

あくまで、目の前にいる父母や姉が好きだから会いにいったりするのであって、実家を離れた後、生み育ててくれた家族は「地元の友達」みたいな位置づけになっていて、それ以上でもそれ以下でもない、というのが素直な気持ちでした。

「これって薄情なのか?」という疑念や後ろめたい気持ちがが常にあったのですが、セミナーを受講して

「そうか!この気持ち悪さは、こういう歴史的背景のもとに出来上がったものなんだ!」と腑に落ちる話が多く、疑念や後ろめたい気持ちはキレイに解消されました。

(テンションが上がり過ぎてパートナーに「家族という思想プチセミナー」をしてしまうほどに)

家族もコミュニティの一つであるからこそ、木坂さんが語るコミュニティへの理解が深まるのはもちろん、

生み育ててくれた家族との接し方、これから作る新しい家族との接し方、ひいては自分の作るコミュニティのメンバーとの接し方を考える上でも、このセミナーは役に立ってくれると思います。

受講する方はぜひ、家族やコミュニティに関する選択肢や可能性がどんどん広げていってください!
西洋思想史セミナー 第3回 家族という"思想"
30,000円