西洋思想史セミナー 第5回 生と死の間にあるもの〜実践編〜

30,000

コース概要

今回のセミナーは第4回に引き続き「哲学的思考を身につけよう」ということがテーマです。第4回では、哲学的にものを考えるために必要な視点や認識論を中心に学びました。

今回はタイトルに”実践編”とあるように、第4回で手に入れた現象学という視点を主に使い、問いに対して実際に考えていきます。

ワークの一部を紹介すると

・小学生1年生の思考を考えてみる
・感覚が異なる人間の意見を分析する
・論理的に考えるとはどういうことかを考える
・独我論の矛盾点を考える
・思想家の主張を分析する

などがあり、リアルタイムでセミナーに参加した方の発表に対して、説明として不十分な点や欠けている視点を指摘しています。

それを見ることで、哲学的に考えるとはどういうことかを実際に体感していただくことができるでしょう。

また、それぞれのワーク自体、哲学を理解する上でも重要な問いになっているので、問いについて考えることで、さらに哲学への理解を深めていただきます。

哲学を学ぶということは本を読めば一人でもできるかもしれませんが、哲学を自分の人生に活かせるまでに至るのは困難です。

ぜひ、このセミナーを通して使える学問としての哲学を身につけていきましょう。

こんな人におすすめ

物事を一段深く考える思考力を身につけたい方広い視野で物事を考えられるようになりたい方問題解決能力を高めたい方正しさを求める世界に息苦しさを感じている方できることなら自分が生きている世界を居心地がいい場所にしたい方

コンテンツ内容

西洋思想史セミナー 第5回 生と死の間にあるもの〜実践編〜
第5回 動画その1
1:19:22
・議論をするために必要なことは何か?
・存在論から認識論へ移り変わってきた哲学の歴史
・現象学的ものの見方のおさらい
第5回 動画その2
1:56:20
・(ワーク)「コウモリにとってコウモリであるとはどのようなことか」
・(ワーク)「論理的」とはどういう状態のことを指すか
・「すべては主観的なものに過ぎない」とする独我論の問題
・なぜ人が介入すると物事は「ゴチャマゼ状態」になるのか
・個人を超越した「システム」の哲学とは

編集部の感想

このセミナーは第4回で学んだ哲学的な知識を使って、問いに対して答えていくという回で、とにかく考えることが多く、すごく頭が疲れました。

ただ、こうやって実践の場があることで、その知識を活かすことができる状態にまでもっていけるのはとてもありがたかったです。

個人的にとても面白かったなと思うのは、ワークにおける受講生の方々の発言に対して、木坂さんが一つひとつコメントをするところでした。

受講生が出した意見を木坂さんが整理し、不足している視点を指摘するのですが、それを聞いていると、木坂さんはこういうふうにものを考えているのか、というのが見えるので哲学的思考をするということを身をもって体験できたような気がします。

また、それを聞いていると、木坂さんの思考に哲学がとても影響しているのがよく分かりました。哲学的な視点があるからこそ緻密な思考ができるわけですね。

今回のセミナーは物事について考えるための良いトレーニングになります。ぜひ自分の思考力にさらに磨きをかけてください。
西洋思想史セミナー 第5回 生と死の間にあるもの〜実践編〜
30,000円