“The Art of Prediction”~神様セミナー~のレター

このページでは2011年に開催された【The Art of Prediction】の募集レターを公開しています。

(セミナー詳細の案内など一部改変あり)

“The Art of Prediction”

未来の見方、教えます


こんにちは、木坂です。

半ば毎年恒例となっている、一般の方も参加可能なセミナーのお知らせになります。

別に希少性を出したいとかそういうヨコシマな気持ちで年に1回しか開催していないわけではなく、単に他のセミナーや諸々の仕事が忙しすぎて、開催できていないだけですが、いずれにせよ、新年に行うこのセミナー、僕は毎回非常に楽しみにしています。

まず、何よりも新しい出会いがある。

そして、気持ちが新しくなる。

それだけでも、この時期にセミナーをやる意味があろうというものです。

そう言えばこれからセミナーの説明を始めますが、いつものように、セミナーに来る気が全くない人でも、このPDFを読めば、それだけで本5冊分くらいの学びになるように書いていますので、勉強目的の人は、是非印刷して、ノートをとりつつ読んでみてください。

さて、去年はスピリチュアルセミナーでしたが、今年のセミナーのテーマは、一言で言ってしまえば、「時代の見方、世界の見方」です。

僕がネットビジネスを教えるようになったのが何年前かは忘れましたが、僕はその時からずっと

「これからは過渡期であり、混乱が生じ、淘汰の時代になる」

と言い続けてきました。

また、昨年から

インテリジェンスなどという講座を本格的に設け、ビジネスは当然として、そもそも世界の混乱に備えようという活動をしていることからもわかるとおり、世界的に見てもこれからはわかりやすく混乱が生じてくると、僕は考えています。

実際、日本の周りだけで見ても、山ほど混乱が生じていますね。

2010年、たとえば東アジアに限ってみても、いくつかの大きな外交上の危機がありました。

韓国の船が沈められ、尖閣諸島をめぐって日中が対立し、北朝鮮が突如として延坪島を砲撃するなど、まだまだ記憶に新しいのではないかと思います。

ビジネスをやっている人などは、よりそういう実感があることでしょう。

そんな所だけを見てみても、今が過渡期、混迷の時代、少なくともそんなイメージの時代であることはなんとなく実感してもらえると思いすが、では、そういう、言ってしまえば「面倒くさい時代」を見る力というのは、どうやって養えばいいものなのか、

あるいは、世界の動きはどうやって見ればいいものなのか。

もっと言えば、時代的にも世界的にも、未来の予測というのはどの程度可能で、それはどのようにして行えばいいのか。

「次にヒットする商品は何ですか」といった話から

それこそ「今後通貨はどうなりますか」

のような大きな話までを内包できるような、そんな枠組みを提示できないものか、と思うわけです。

というのも、実際に僕は時々上記のような質問をされるのですが、そんな簡単には答えられない問題でして、正直に言えば

「でかい世界地図を広げて、それを見ながら歴史と哲学を学んで下さい」

になるのですが、

さすがに、それではあまりにも時間がかかり過ぎるし、あんまりだなとも思うわけです。

ですので、今回その辺の「見方」というものにフォーカスしたセミナーを開催するか、ということに、あいなったわけであります。

おそらく、このままいけば2014年くらいまでは、あまり楽な時代にはなりません

(特に2011年と2012年はしんどい年になると思います)。

日本の内外でもいろんな問題が起こります。

ビジネスをやっていく場合でも、よくわからないような現象にたびたび出くわすと思います。

そんな時代と世界を軽やかに生きていくための知恵を磨く、そんなお手伝いができればいいなと思い、今年はこのテーマです。

未来予測を行うということ。

たとえば、「次はこうなるよ」という予測を友達に話し、それが大体あっていた時、その友達は大変驚きます。

どうしてお前にはそんなことがわかるのか、超能力者なのか、俺の結婚運を見てくれ、と。

それ自体多少気分のいいものでもありますが(笑)、僕は同時に不思議になります。

「お前はどうしてそんなこともわからないのか」と。

同じ情報に触れていながら、同じ国の同じ地域に住んでいながら、同じ世界を生き同じような生活をしていながら、なぜお前はそういう予測が立てられないのか、と真面目に思ってしまうのです。

当たり前ですが、未来を予測するということは、特殊能力でも何でもありません。

スポーツや語学と同じで、正しい方法で学んで訓練すれば、誰でもできるようになる類のものなのです。

実際に、世界的に高名な霊媒師や超能力者と呼ばれている人たちなどは、

たとえばそういう摩訶不思議なことはよく当たるのですが(僕自身経験があります)、一方で世界情勢に関しての予言をほとんど外すという傾向があったりします。

この事実が意味することは、非常に重要であって、「まあ、当たることもあれば外すこともあるよね」などという軽いテイストで流してはいけない情報が含まれていることを、まずは理解してください。

超能力者が行うのは、あくまでも人知を超えた力による、予言です。

そこに理屈はありませんから(厳密に言えば、理屈を超えてますから)、僕がセミナーでお話しできることはありません(お見せできることは、幾ばくかあるかもしれませんが)。

僕が今回お話ししたいのは「予測」であって、この予測に関して大切なのは、天に与えられた特殊な才能ではなく、何よりもまずデータのインプットになります。

なぜ世界情勢に関する予言が当たらないか?

話は非常に簡単で、頭の中に、世界情勢に関するデータを持ってないからです。

逆に、たまにテレビなどでもやっている、CIAやFBIなど特殊な訓練を受けた人による透視などがありますが、こういった類の的中率は、実は高い人だと5割近くに上ります。

なぜそんなに当たるのかと言えば、彼らは世界の誰よりも、対象に対してのデータをインプットしているからに他なりません

(これはつまり、ものすごく限られた対象にしか、有効性を発揮できない、ということでもあります)。

実際に観たことはないので断言はできないですが、テレビではきっと超能力と同じような、不思議なパワーという感じで放送されていると思います。

が、本当のところを明かしてしまえば、彼らが「透視」と呼んでいるものは、単に訓練で獲得できる力なのです(この説明じゃあ視聴率は、期待できませんね苦笑)。

僕が今回のセミナーでお話ししたいのは、簡単に言えば、こういう「予測」のロジックというか、方法論です(透視に関してお話しするわけではありませんが、応用はきくと思います)。

「お前の眼は、節穴か」

という表現が日本語にはありますが、僕が思うに、非常に穏やかに表現しても、現状ほぼすべての人の眼は、節穴です。

目が節穴で、その人が困るだけならまだしも、厳しい言い方かもしれませんが、目が節穴だと、社会に対して、大なり小なり、
損害を与えます。

ですから、節穴であることを自覚して、日々ちゃんとした「眼」にする努力をするのが、生を与えられた人間の責任だと、僕は思うのです

(節穴でなくなったかどうかは、永遠にわかりませんから、つまり一生努力をしていくということです)。

そのお手伝いができたらと思いインテリジェンスに関する講座を昨年から設けていますが、基礎講座のみならずその上位クラスであるマスタークラスを受講している方たちも、なかなか苦戦しているようです。

もちろんそんな一朝一夕に身についてしまうほど簡単なスキルであるはずもありませんが、ただひとつだけ、誤解しないでほしいことがあります。

マスタークラスの受講生が苦戦しているのは、情報の集め方というよりは、集めた情報の処理の仕方なのです。

基礎講座の中でも何度かお話ししていますが、僕は別に特殊なソースを見たり聞いたりしているわけではありません。

本気でやる場合、そういう面が皆無であるとは言いませんが、基本的には誰でもアクセスできるニュースや写真、映像などからいろんな情報を得て、考え、予測を立てるときは立てています。

マスタークラスでは、実際にウェブサイトを開き、僕がどのような記事をどのような風に読み、どのような映像をどのように見て、どのようなことを考え、どのように真実に迫り、またどのように未来の予測を立てているか、

目の前で見せましたが、ソースは誰もが検索すればすぐにヒットするようなニュースサイトやウィキペディアや動画共有サイトの動画などだけでした。


特殊なソースは一つもありませんし、海外のソースすら、誰でもアクセスできるものが1個か2個だけだったと思います。

というか、インテリジェンス活動を行うにあたっては本来あり得ないことなのですが、そもそもその時は、ウェブサイトだけしか、参照していないわけです。

受講生のほとんども、僕が事前に出した課題をこなすにあたって、同じソースを以前に目にしています。

しかし、僕が見えていた世界の一部しか、残念ながら見えていない。

目の前に真実のかけらが転がっているのに、それをみすみす見逃している。

もちろん、だからこそ毎月訓練をしているわけですが、これが現実なのです。

このことから、あるひとつの大事なことが導かれますが、

本当の意味での情報格差、とは、アクセスできる情報量の差ではありません。

アクセスした情報をどれだけ意味のあるものにできるか、という「処理能力の差」のことを言うのです。

たとえば。

2010年、それもついこの間ですが、韓国、ヨーロッパ、アメリカ、日本などがイランの石油開発から手を引いたという報道が、日本でもされました。

日本は、自分たちがメインとなって開発している数少ない大油田の一つを、失ったわけです。

イランがオフィシャルに代弁してくれた通り、当然日本はなるべくなら手をひきたくなかったわけですが、アメリカが中心となり、イラン制裁の一部として、同盟諸国に話を持ちかけ、実行に移したわけです。

さて問題なのは、これで石油が大変だね、あー困った困った、などということではなく、その後の話です。

韓国、日本、ヨーロッパ諸国、アメリカが手を引いたとなると、誰が代わりに開発するのか?という疑問が当然出てきますね。

日本できちんと報道されているかどうかは知りませんが、その空洞(=権益)のほとんどを埋めたのは、中国の、それも国営の企業です

つまり、今世界で一番資源がほしい国中国が、得をしたことになるという見方ができます。

また、さらに言えば、中国とイランがつながったことになる。

このことは、開発撤退の主導をした米国にとって、どういう意味を持つか、考えなくてはいけません。

米国がイランを嫌っているのは誰の目にも明らかだと思いますが、同時に、中国にも警戒感を示しているように見えますよね。

しかし米国が行ったイラン制裁は、一方で中国をさらに巨大化させることになりかねない結果を導きました

(イランも開発投資が続くために、結局は得をしています)。

こんな単純なことを、アメリカの政府中枢にいる天才たちがわからないはずはなく、当然知っていて、行っているわけです。

さらに、これに関連して、その中国が軍事衝突を起こしまくっている、東南アジアの、南沙諸島。

中国は「ここは俺の領土なんだよ」などと意味のわからないいちゃもんをつけて、軍艦を送り込みまくっているわけですが、日本ではほとんど報道されない不思議なことがあります。

実は、中国と南沙諸島を巡って揉めている東南アジア諸国のうち、ベトナム以外は、中国製の武器を買いまくっているのです。

逆に言えば、中国は、自分が軍事的に揉めている国に対して、武器を売りまくっているということですね。この意味が、わかるでしょうか?

こういうことというのは、慣れている人にとっては当たり前すぎて何でもないことなのですが、慣れていない人にとっては、不思議で仕方なのないことに映ると思います(し、ほとんどの人は、そもそもこの事実を知らないまま死んでいくと思います)。

こういった事柄と、尖閣の問題、延坪島の問題、あるいは日本国内で言うと、たとえば鳩山政権の崩壊や小沢一郎の問題、極めて新しいところでは、日産とルノーが共同開発している電気自動車の機密情報が幹部社員によって漏洩されたことなど、無関係ではないのです。

全て一本の線でつながっている、とまでは僕は言いませんが、それでも、少なくとも、無関係ではない。

世界の先を見て、時代の先を見るのに、何が必要か?

いま国際外交上の例をひとつあげましたが、こういうことが、我々の人生を覆い尽くしているのだということを、まずはわかってほしいと思います。

我々は、実は何も見えていない。

眼は開いているけど、それはきちんと訓練しない限り、ただの節穴なのです。

先ほど、世界の動きを予測したり、時代の先を見たりするには、「でかい世界地図を広げて、それを見ながら歴史と哲学を学んで下さい」と書きましたが、その真意は、「世界を水平(国際関係)・垂直(歴史)・普遍(哲学)の3方向から理解することにより、予測の精度が限りなく高まる」ということになります。

これができれば、僕のセミナーなんか、受講する必要は1ミリもありません。

データのインプットが何より大切であるということも言いましたが、それはあくまでも世界や歴史における未来を「予測」するためであって、この場合の「予測」とは、知識(データ含む)と経験(思考法含む)に基づき、ある意味ロジカルに未来を考えることを意味しています。

であれば、そのために必要なことは、超能力などとは違って、明確にわかります。

それはつまり

1.知識・経験
2.思考法
3.普遍を求める意識
の3つ

であり、我々はこれらを磨けばいいということになります。

なぜ“本当の”占いが当たるのか、というのはこの3つを高いレベルで満たすからです。

占いを信じない人というのは、僕に言わせれば、単なる勉強不足にすぎません。こんなことを言うと占い師の方は起こるかもしれませんが、占いは、現代的な言葉で表現すれば、統計学的なバックボーンを持つ確率論と言えます(本当の言葉で表現すると、ちょっと日常語ではなくなるので、この場では割愛します)。

ですから、この基本的な事実がわかっていれば、原則として信じられるものなのだということが直ちに理解できます(ただし、雑誌などに載ってるやつは、糞味噌区別がつかないような学生バイトが書いていたりするので、占いとはみなしません)。

少し話がずれましたが、要するに、この3つの基本要素を、磨いていくことを主眼に置いたものが、今回のセミナーになるということです。

実は・・・

現在、世界の某所で、7~8割程度の確率で未来の予測を的中させてきているコンピューターが稼働しています(隠されてはいません。調べれば普通にわかると思います)。

非常に高い確率で当たることからもわかると思いますが、あまり具体的な予測はできず、どちらかというと、大枠の予測になりますが、それにしたって、この数字は脅威だと個人的には思います。

そのコンピューターによると、2012年、世界の3人に2人が、非常に大きな出来事を経験するそうです。

具体的に何を経験するかはその人によるでしょうから、それはもはや予測ではなく予言になってしまい、コンピューターの範疇を大幅に超えてしまいますが、いずれにせよ、7割近くの人が、2012年に、非常に大きな出来事を経験するというのです(一応、人類滅亡などではありませんよ)。

僕は、このコンピューターの予測を知る前から、

具体的には2008年から、2011年と2012年は特にしんどくなると、言ってきました。

コンピューターに予測ができるのであれば、当然データさえあれば人間にも予測ができるわけで、さすがに3人に2人という数字までは僕は予測できませんが、言わんとしていることは、何ら驚くに値しません(もちろん聞いていただければ、僕がそう予測した具体的な根拠も示します)。

2012年に何かしらの大きな出来事を経験するということは、それに向けての準備や、余震・予兆のようなものがあるはずであり、そういう観点からも、2011年、今年も結構きついんじゃないの、ということが予測できます。

当たる確率と抽象度は反比例の関係にありますから、当たる確率を高くしようとすれば、このくらいの抽象度になるかなと思います。具体例を挙げれば、尖閣に関するビデオがYouTubeに流出するとまでは予測できないけれど、何らかの形で国民の目にさらされる、というくらいまでならかなりの確率で予測できるということですね。

このビデオに関して本当のことを言うと、僕自身は「数分間だけ公開」か「あるマスコミのすっぱ抜き」のどちらかだろうと考えていまし(つまり、全面公開とか、逆に全面非公開はないと予測していたわけです)。

結果、蓋を開けてみれば、方向性は合っていたものの、公開のされ方、また公開された長さという面で、予測は外してしまいました

今思えば、手持ちの情報だけで見ても、そんなに予測できないような特殊な形での公開ではないわけで、僕自身の至らなさを反省するところではありますが、それはともかく、何となく、予測というもののイメージはつかめたでしょうか?

セミナーを受講してくれた方は、こういうことが、当たり前のこととして、日常的にできるようになってもらいたいと思っています。

周りの人が気がつく一歩半前に、それが見えるような力。

そのための知識、考え方などをお話し、いわばあなただけのタイムマシンを作り上げるお手伝いをさせていただくのが、このセミナーの目的です。

~中略~

セミナーの内容は、これまで説明してきたように、未来を見る力、次を読む力、時代の変化を一歩半手前で見抜く力、そういったものを養ってもらうために必要な知識を、包括的にお話しするものになります。

たとえば、ですが、ビジネスに興味がある人は「次に流行るものは何なのか」とか「人々のニーズや心理はこれからどう動くのか」などといったことが自力でわかるようになりますし、

あるいは投資などを行っている人は今後通貨がどうなっていくのか、などの予測が立てられるようになります。

通貨と言えば、現在は国の信用が担保となった貨幣制度ですね。

これは信用創造という名の巨大詐欺であると言ってもいいような制度なわけですが、実際問題、それが続くのか、それとも金本位制のような、何か物質を担保にしたものに変わるのか、などの予測が立つようになるわけです(そうなれば、当たり前ですがたとえば「金の価格はどこまで上がるか」などは容易に見えるようになります)。

立てる予測の具体度は自分の力量、つまり持っている情報と経験、さらには思考力次第ですが、そうですね、少し訓練していただければ、「今後3年でメインストリームとなるビジネスモデル」とか逆に「今は十分成り立っていて隙もないように見えるけど、今後すたれる一方のビジネスモデル」くらいであれば、十分見えてしまうと思います。

未来さえ見えれば、自分の行動を決めるのは簡単です。

またあるいは、普遍の真理とか、そういうものに対する知的ロマンを持っている人(=たとえば僕自身ですが笑)の欲求を満たすことも、もちろん考えています。

キーワードは、何度も出てきていますが、「国際関係、歴史、哲学」であり、それをいかにして現実世界に落とし込むか、抽象的で学問的な話に終始せず、現実に望む結果や幸福に結びつけるかが僕の仕事になります。

◆神様セミナーについて

「人間‐魂‐神」という胡散臭い名前のセミナーですが、これは昨年行ったスピリチュアルセミナーの先にある、理性を超えた世界の話だと思ってください(あくまでも言葉で解説しますので、完全に飛び越えてしまうわけではありませんが)。

ですから、神秘思想の色が濃くなります(一言、神秘思想、というのは、歴史的に「異端」というレッテルを貼られてきた一派のことですが、逆に言えばそれほど危険な(=真理に近い)思想を内包していたということです)。

もちろん神秘思想の全てを網羅することなど到底できませんが、その導入としてふさわしいセミナーになるよう、今からいろいろと考えています(多分、神秘思想史、というよりは、もう少し実践的な内容になる予定です)。

このセミナーは、内容が内容なので、一般募集をしません(一般販売もないと思います)。

~時の禊を経てアーカイブスに収録されました~

ですので、事実上この最上位コース受講者のためだけに開催することになりますが、だからこそ、テーマ的にずれることはなく、つまり、あくまでも「未来を見る、時代を見る、自己実現をする」というメインテーマに関連する形でお話しすることが可能になるかなと思っています。

「引き寄せの法則」とか「シンクロ」とか「思考は現実化する」とか、そういった事柄を神秘思想的側面からも理解したい場合は特に面白いと思います。

Seeingis believing.

中学校の頃、「百聞は一見に如かず」のことわざの英訳として覚えさせられたことと思います。

いかにも西洋的なフレーズで、個人的には「うーん」という面もなくはないのですが、それでもこれは一面では真実を語っているから歴史を超えて残っているわけです。

世の中には、自覚的無自覚的問わず、優柔不断で、行動力がないという人がいます。

僕の感覚では、行動力のなさというのは「慎重である」ことの裏側だと思っていますから、世間が思っているほど一概に悪いことではないように感じていますが、しかし当の本人は非常に気にしていることが多い。

確かに「いつまでもうだうだ悩んでるだけで結局何もできない」「まずは行動してみるべき」などと言われ続ければ、気にもなると思います。

「おいしい食べ物をどんなに想像したっておなかはいっぱいにならない」わけですから、行動が重要であることには僕も異論がないわけですが、ではなぜそういう人たちは「優柔不断」「行動力がない」という状況から抜け出すことができないのでしょうか?

その答えのひとつが、僕はSeeing is believing.にあると思っています。

彼らは、一言で言えば何が正しいのかわからず決断できないのでしょう。

僕自身「石橋を叩いて渡らない」ことがままある方なのでよくわかるのですが、失敗はしたくない、できれば最善の道を歩きたい、という思いが強いために、もっと言えば、ある道を見つけたとしても、もっといい道があるような気がして、いつまでも悩んでしまう、だからいつまでも道を決めることができないのだと思います。

そして決断できないから、当然行動もできない。

行動ができないから、結果も得られるはずがない。

そういうことなんだと、僕は理解しています。

だとすれば、そもそも「もっといい道があるかもしれない、失敗は嫌だ」となってしまう原因は何かと考えればいいわけで、それは「正しいもの(=世界)が見えていないから」に尽きるのではないかな、と。

正しいものが正しく見えていれば、普通に考えて、もはや「本当にこれであっているのか」「もっといい道があるのではないか」「見落としている情報があるのではないか」などと悩むこともなくなるのではないかと思うのです。

つまり、見えないから信じられない。

信じられないから行動できない。

ということは、まずは見ることであり、見ることさえできれば、あとはドミノ倒しのように、うまく転がっていく可能性が高いと言えるのではないか、と。

よく「自分に自信を持ちなさい」と言われますが、朝起きたらイキナリ自信満々になっている、などということなどあり得ないと思います(もしかしたら一部そういう人もいるのかもしれませんが)。

毎朝鏡に向かって100万ドルの笑顔を作り続けてなんだかよくわからないけどとりあえずありがとうと連呼して、「自分はできる」と自己催眠をかけようとし続けることも必要なのかもしれませんが、僕自身は、それで効果を感じたことはありませんし、それで生まれ変わった人に出会ったことがありません。

もっと、単純に、かつ論理的に考えてみればいいのです。

自信を持つためには、当たり前ですが「自分に確信を持つ」ことが必要で、自分に確信を持つということは、正しいものが見えている、自分は正しい道を歩いている、という認識からしか、生まれないと思いませんか?

その確信を持てるようになること、それが今回のセミナーの、裏テーマだったりします。

自己啓発のセミナーではありません。

しかし、今簡単に見てきたように、世界と時代を正しく見ることができるようになるということは、必然的に、自分に対する確信、すなわち自信を手にし、堂々と自分の人生を生きていく、自己実現に向かって行くことにつながるのです。

そういうことを念頭に置きながら受講してもらうと、また脳みその違った部分が活性化して面白いかもしれません。

控え目に言ってもそんな素晴らしいセミナーを、もし受講してみたいという気になりましたら、こちらから連絡をお願いいたします。

それでは、またセミナーでお会いできれば嬉しいです。

今年一年、お互い素晴らしいものにしてまいりましょう。

ありがとうございました!

木坂

追伸:どうでもいいことかもしれませんが、未来の予測の基本は今説明してきたとおり、Seeing is believing.です。

しかし一方で神秘思想では、Believing is seeing.になります。

正直に言えば、この本当の意味が理解できるようであれば、神様セミナーは必要ないかもしれません。

Seeing is believing.

Believing is seeing.

の両方をバランスよく理解・実践することで、究極的な意味での自己実現が現実のものとして、はっきりと見えてきます。

僕はよく「何にも心配がないのですか」と(半分呆れて)聞かれますが、このことを理解できた時、生きていく上での悩みの多くは、きれいさっぱり消滅するのではないかと思います。