今回はアフターコロナセミナーの
振り返り第2弾ということで
セミナー開催時に配信された
和佐さんのメルマガを紹介します。
・コロナをきっかけに
生き方をどうシフトさせるのがいいか
・イレギュラーな変化にあたふたしないために
どういう視点を持てばいいか
このメルマガで語られている内容は
きっと参考になるはずです。
当時、公開されていたレターの
アーカイブも用意しているので、ぜひご覧ください。
和佐木坂アーカイブスの一つの
コンテンツとして楽しんでいただけると嬉しいです。
では、ここから本文
ーーーーーーーーーー
どうも、和佐です。
現在募集中の木坂さんの
アフターコロナセミナーについて、
木坂さんと語りました。
「本当の意味の新しい日常と常識」(YouTube)
→https://youtu.be/fAfvdFz_e-I
アフターコロナセミナーの詳細はコチラ
(※当時のレターをアーカイブスのサイトで紹介しています)
→https://wasakisakaarchives.com/aftercovid-letter/
僕らが生きていくこれからの世界は、
色んな意味で、「変化の時代」です。
今はたまたま「コロナ」という文脈で変化が語られ、
「コロナ」という文脈で対策が考えられていますが、
そうやって
「近視眼的」
な見方で時代の変化を捉えていると
かなり危険かもしれません。
これまで何度も話してきたように、
コロナはあくまで「きっかけ」に過ぎません。
水面下ではずっと変化の予兆はあったし、
少しずつ世の中は変化してきたわけです。
僕と木坂さんが出会ったのは確か
2006年のことだったと思いますが、
その頃から木坂さんは、
「俯瞰する」
ということの重要性を話していました。
今となってはこの「俯瞰(ふかん)」という言葉も
珍しくなくなり、
むしろ陳腐化してしまっている感がありますが、
でも、ほとんどの人は物事を
俯瞰して捉えることができていません。
コロナに関してもそうでしたよね?
例えばある専門家は、
「とにかく感染拡大を防ぐんだ」
と躍起になっていたし、
また別の人は、
「とにかく検査を増やすんだ」
と躍起になり、
また別の人は、
「とにかく経済を立て直さなければならない」
と躍起になっている。
これはそれぞれ正解ではあるわけです。
当然、感染の拡大が防げるなら防いだほうがいいし、
検査だって増やせるなら増やして
みんなが安心できるようにしたほうがいい。
経済だってなるべく早く回復させたほうがいいし、
そのために真水の注入が必要ならやったほうがいい。
しかし、問題なのは、
「部分最適だけ頑張ったって、
絶対に全体最適はできない」
という事実です。
これって僕らは学校とか会社とかで
経験してきたと思うんですが、
「みんなの意見」
を取り入れてたら、収集がつかなくなりますよね?
じゃあ学校に対する要望を意見箱で集めたとして、
それぞれの要望は確かに必要かもしれません。
例えば、
・教室に冷暖房が欲しい
・庭にもっと花を植えたい
・駐輪場がいっぱいで自転車が置けない
・制服をなくして私服登校にしたい
・スマホの利用を許可して欲しい
・髪型をもっと自由にしたい
とかとか。
僕はほとんど学校に行ってない人間なので、
実際の学校でどんな要望が出るかはわかりませんが、
とにかく各々が思う「良いこと」を出し合った時、
それを全て叶えてしまったら、
「カオス」
になることは目に見えていますよね?
そして現実世界では、
・時間
・人材
・資源
・財源
こーゆーものは無限ではなく、有限です。
だから、必然的に「全て」を叶えることはできません。
「部分」ばかりを見て「最適化」しようとすると、
結局は時間と労力の無駄になってしまう可能性が
高いわけです。
これも経験ありますよね?
「あれも、これも」と欲張って行ったら、
結局、最後は大変なことになって、
諦めざるをえないことが出てくる。
旅行の荷物と同じですよ(笑)
こーゆーことって僕らは何度も経験しているし、
よくわかっているはずなんです。
でも、こうやってコロナショックのような事態に
なってしまった時、なぜか人間はそれを忘れて、
部分最適を目指そうとするのです。
本当に目指したいのは当然ですが、全体最適です。
だってウィルスの感染拡大が阻止できても、
経済が死んでしまったら、
今度は違う理由で人が死んでしまいますからね。
つまり、もしも本当に、
「命を大事に」
という作戦を取ろうと思っているのなら、
「コロナの死者」と「経済的理由で生まれる死者」を
ちゃんと「同じ土俵」で考える必要があります。
コロナで1000人死ぬのも、
自殺で1000人死ぬのも、
「人が死ぬ」という意味では同じことですから。
いや、実際には「同じ」とも言えませんよね?
だって一方は高齢者がほとんどで、
もう一方は働き盛りの人がほとんどですから。
別に「老人は死んだっていい」なんてことが
言いたいわけではありません。
でも、こーゆーことを議論しないうちに、
目先の「感染者数」というものばかりに注目して
そこに部分最適した結果が、今なわけです。
確かに感染者数にフォーカスしたほうが分かりやすいし、
「死」というものに向き合わなくていいから、
精神的にも楽でしょう。
人間は楽な道を選びたがるものです。
だからこそある種の「過激派」や「原理主義」の
ようなものも生まれるわけです。
僕には北大の西浦先生も、東京都知事の小池さんも、
「コロナ過激派」に見える。
少なくとも「全体最適」という「俯瞰した目線」で
対策を講じようとしているわけじゃないと思います。
もちろん、コロナが問題となった「最初」はそれで
いいでしょう。
だってまだデータが少なかったんだから。
その少ないデータで対策しようと思えば、当然、
部分的になるし、片手落ちになります。
それはしょうがないこと。
でも、もうそのフェーズは終わったわけですから、
ちゃんと未来を考えていきましょうよ、と。
そのためには当然、
「未来のグランドヴィジョンが必要ですよね?」
ということです。
つまり、これからの未来がどうなっていくか?
という、俯瞰した視点です。
これは夢や希望の話じゃなくて、人類の歴史という
視点に立って考える必要があります。
僕ら人類はどんな歴史を辿ってきたのか?
そして、何を求めて生きてきたのか?
こーゆー一見自分には無関係に思えるような、
大局的な視点があると、自分の人生を考える上でも
非常に参考になるわけです。
木坂さんがこの15年間ぐらいずっと自分のセミナーで
語り続けてくたことは、
「もうすぐ成功の時代は終わる」
という話でした。
「成功」という分かりやすい尺度で物事を考え、
行動を起こすという時代が終わる。
これもさっきから話している部分最適と同じで、
「成功」とは「人生の一部分」でしかない、
と言うことが段々とわかってきたわけです。
だから、もしも成功するために人生を犠牲にするなら、
それほどの価値はないのです。
でも、僕らは昭和の価値観が刷り込まれていますから、
どうしてもこの「成功」を手放すことができません。
頑張って勉強して、受験して、良い大学に入って、
良い就職先を見つけて、なるべく高い給料をもらい、
マイホームを買って家族と暮らす。
こーゆー「絵に書いた人生」が良しとされ、
「成功」と表現される。
昭和の価値観とはそーゆー価値観です。
あるいはそれでは満足できない人は、
「ヒルズ族」
的なバブリーな世界を夢見るかもしれません。
でも今ってどうでしょう?
「成功の形」ってそれだけですかね?
物質的により豊かで、より多く持っている人だけが
幸せになれると言うのは、あまりにも寂しい話です。
特にこれからの時代の幸福を考えるなら、
そーゆー物質的な豊かさと言うのは、
幸福という全体の中の一部分に過ぎません。
そして部分をどれだけ最適化したって、
全体最適が叶うことはありません。
だから、成功を目指す時代が終わって、
「幸福」の時代になるというわけです。
木坂さんは他にも、10年以上前から
これからの時代は、
「1億総アーティスト時代」
だと語っていました。
今となってはある意味、当たり前のことですが、
SNSで誰もが情報発信・表現ができる時代になり、
「生きる」ということの意味が変わりました。
つまり、
「発信することが前提の人生」
になったわけです。
そしてこれから先、僕らはAIやテクノロジーによって、
「暇」
になって行きます。
少しずつ僕らの生活に必要不可欠な労働が
ロボットに置き換わって行き、
どこかの段階で衣食住は無料化すると言われています。
だから木坂さんは、
「これからの時代は暇つぶしが上手い奴が貴族だ」
と話しているわけですが(笑)
これはあながち冗談ではありません。
とにかく時代というのは、
「個人の可能性の拡張」
に向かっています。
SNSも、AIも、ロボットも、全ては僕ら個人が、
より自由に、より多くの可能性を持つことを後押しして
くれているわけです。
だからアーティスト的な生き方ができる人。
暇つぶしが上手な人。
もっと言えば、
「自分とは何か?
なぜ生きているのか?」
という、自覚がある人が、これからの時代では強く輝くわけです。
しかしその一方で、その真逆の人たち。
つまり、
「昭和の価値観で止まっている人たち」
というのは、これからの時代には全く向かない人たちです。
だってそもそも「自分」が無いのですから。
誰かが引いたレールを、疑うことなく生きてきた人。
なんとなく人生の選択を他人任せにしてきた人。
自分ではなく他人や社会を優先してきた人。
そーゆー人たちは、ある意味とても日本人的で、
これまでの時代の礎となってきた人たちですが、
残念ながらこれからの時代には向いていません。
時代が変われば価値観も生き方も変わります。
その変化に対応して、
自分自身をアップデートすることができた人は、
これからの時代を楽しく生きて行けるでしょう。
だって個人の可能性はさらに拡張されますから。
でもアップデートできなかった人は時代に
振り落とされていく。
僕はコロナは絶妙なタイミングでやってきた、
「良いきっかけ」だと思っています。
もちろん世界中で大勢が死んだ悲劇でもありますが、
少なくとも僕らは生きてるわけです。
だからこの悲劇から何かを学ぶべきです。
じゃあ何を学ぶのか?といえば、それは、
「自分の人生にとって本当に大事なものは何か?」
ということです。
仕事、家族、友人、趣味、etc
色んなものが思い浮かぶと思いますが、自分の人生に
「幸福」をもたらすものはなんなのか?
これを今一度考えるということです。
今募集している木坂さんのセミナーの中では、
サバイヴセミナーの方で、
1.お金
2.人間関係
3.ライフスタイル
という3つの項目で、これからの時代の生き方を
語ってもらうことになっています。
僕は特に「人間関係」については、多くの人の人生の
根幹だと思うので、ぜひ聞いて欲しいと思っています。
人間関係というのはその人を縛る鎖でもあり、
その人を支える土台でもあります。
鎖になっているならそれは断ち切らないといけない。
土台になっているならもっと感謝して、その土台を
もっと強固にしていけばいい。
実は結構シンプルな話なんです。
例え血縁関係でも、夫婦でも、親子でも、それが
お互いにとっての鎖になっているとしたら、
それはお互いにとっての“不幸の源”です。
これまでの時代ではそーゆーものは「しょうがない」と
一旦保留にされてきたわけですが、これからの時代は、
その「しょうがない」ではとても終わらせられないほどの
「個人の自由と可能性」
があるわけです。
自分の可能性も、相手の可能性も縛りつけることになる。
これはとても恐ろしい話です。
でも、なんとなく生きていると知らず知らずのうちに
そーゆー人間関係が増えていくものです。
夫婦だって現実のデータを見れば
日本の離婚率は約5割に到達しています。
しかも、
「奥さんの収入が旦那さんの収入の
3分の2以上ある家庭に絞れば、
離婚率は約8割」
というデータもあります。
要するにこれは、
「世の中の奥さんと呼ばれる人のほとんどは、
収入が保証されるのであれば、離婚を考える」
ということです。
果たしてこれからの時代において、
こーゆー夫婦はどうなるんでしょう?
時代が変われば価値観も変わります。
生き方も当然変わる。
離婚が悪ではなくなり、
片親に育てられる子供が悲劇ではなくなり、
そもそも結婚という形式が当たり前じゃなくなる。
そんな未来だって考えられるわけです。
その一方で、お金なんてどーでもいい
と考えている夫婦だっています。
心から一緒にいたいと思うから結婚している。
そして、一緒に子育てをしている。
そーゆー夫婦だっているわけです。
別にコロナがどうだからといって、
こーゆー人間関係の価値観が大きく変化するわけではありません。
コロナはきっかけです。
これからますます加速度的に変化する社会、
時代、価値観、は、コロナが来なくても変化していたものです。
でも、僕らはコロナがきっかけで
「変化が加速した」
と思っています。
これからどんどん誰の目にも見える形で変化が
起こっていくでしょう。
それこそ
「倒産ラッシュ」
「失業ラッシュ」
「大恐慌」
なんてまさに、人間関係の質が問われるタイミングです。
「コロナ離婚」というのは今では冗談っぽく
言われますが、もうすぐ本当に笑い話ではなくなる
でしょう。
「コロナ殺人」「コロナ犯罪」だって増えるでしょうし、
そうやって不幸は連鎖して行きます。
「本当は離婚寸前だけど、形式的に辛うじて
離婚を踏み止まっている夫婦」
のようなもので、実は世の中の多くの人が、
「ちょっとしたきっかけ」でガラッと変わってしまう
ような土台の上で生きているのです。
「土台が弱い」ということは、
「時代に合っていない」ということです。
例えば、時代に合った仕事なら揺らぐことはないでしょう。
時代に合った人間関係も揺らがないし、
時代に合ったライフスタイルも揺らがないのです。
「揺らぐ」ということは何かがおかしい、無理がある、
ということです。
僕らは今まさに、人生の土台の部分を見直すタイミングです。
だからこそ、今、
ちゃんとアフターコロナの世界を俯瞰して理解し、
価値観をアップデートしておく必要があると思うのです。
もし今の人生に違和感がある人、あるいは、
これからの人生が不安な人は、ぜひセミナーに参加してください。
アフターコロナセミナーの購入はコチラ
→https://wasakisakaarchives.com/aftercovid-letter/
(※当時のレターをアーカイブスのサイトで紹介しています)
では、また。
和佐大輔
ーーーーーーーーーーーーーー
ここまで
当時、配信されたメルマガや
レターを振り返ることで
セミナーを受講した方はもちろん
未受講の方も発見や学びになることが
あると思いますので
引き続き振り返りにお付き合いいただければと思います。
アフターコロナセミナーを
すぐに購入する場合はコチラ
→https://wasakisakaarchives.com/product/aftercovid/
■アーカイブスに残した関連コンテンツ一覧
ぜひコチラもご覧ください
・コロナウイルスについて知っておきたい18のこと
→https://wasakisakaarchives.com/aftercovid-200311/
・新型コロナウィルスのせいで
沈みゆく日本のために僕らができること
→https://wasakisakaarchives.com/aftercovid-bokura/
・アフターコロナセミナーレター
→https://wasakisakaarchives.com/aftercovid-letter/
続きは以下のページをご覧ください
→【アフターコロナの振り返り③】開催に向けて木坂さん書き下ろしメッセージ
→【アフターコロナの振り返り④】木坂さんのセミナーを受講してみて正直に思ふこと
→【アフターコロナの振り返り⑤】アフターコロナ時代を僕らはどう生きて行こうか?
バックナンバーはこちら
→【アフターコロナの振り返り①】アフターコロナセミナーの起源